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はんだ付けに光を!(2012.4.25)高度ポリテク検定

2012/04/25 11:35

 

 

2012年04月25日

 

はんだ付けに光を!(2012.4.25)高度ポリテク検定

こんにちは、はんだ付け職人です。

7月25日は何の日かご存知でしょうか?

「はんだ付けの日」なんですが、
知っておられる方は、いらっしゃったでしょうか?

さて、去年の7/25は、滋賀のポリテクセンターで
開催させていただいた「はんだ付け検定」ですが、

今年の「はんだ付けの日」は、幕張の高度ポリテクセンターで
検定を実施します。

2012年7月25日(水) 9:00~17:30(はんだ付け講習)
26日(木) 9:00~12:35(はんだ付け検定)

のスケジュールで開催予定です。

詳しくいことは、こちら↓をご覧ください。
高度ポリテクセンター(高度職業能力開発促進センター)検定

講習のみ受講、検定だけ受験も可能です。
今から、ちょうど3ヶ月ありますので
準備を始めていただくと良いと思います。


話は変わりますが、
桜も葉桜となり、ようやく暖かくなってきたところで、

久しぶりに電子工作に取り組んでみました。

ダチョウの卵を使ったスピーカーです。
よろしければご覧ください。


では、明るいはんだ付けを!

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ダチョウの卵スピーカー

2012/04/25 11:35

 

 

2012年04月24日

 

 

2012年4月22日

s-DSC_0200
 
Makeという雑誌をご存知でしょうか。
面白い電子工作が載っている雑誌なのですが、

この中に、鶏卵スピーカーというものが掲載されていました。
こんなやつ(すごいです)
鶏卵スピーカー

これを読んで、
「ダチョウの卵やったら自分でも作れるかな?」
と・・

去年の夏、秘かにダチョウの卵を4つ注文してありました。
(ここで購入しました)
福田組のダチョウの卵

それから、5cmフルレンジスピーカーユニットも
4つ注文してありました。

それから、数ヶ月・・
買ったことも忘れていたのですが、

21日の土曜日に、妻がキッチンで使用している
ipod用のPC用スピーカーの「音が出なくなった!」
と修理依頼がありました。

ここで、「はた!」と思い出しました。
「ダチョウの卵があったなあ・・」と・・

今週の日曜日は、大雨の天気予報で釣りにも行けず、
久しぶりにフリーです。

「やるか!」と気合を入れました。

スピーカーを設置するには、
元あった棚は薄くて、ちゃっちいので
以前、友人にもらったヒノキのまな板を使用することにしました。
(脚付きで長さ90cm 幅18cmに加工)

s-DSC_0195
 
さて、ダチョウの卵の加工に取り掛かりました。

ダチョウの卵は、大人が上に乗っても割れないくらい硬く
厚みが2mm程度あり、セラミックのような感じです。

卵に直径5cmの円を描き、リューターに小さな丸ノコを取り付け
カットしていきました。
(これが一番しんどい・・)

後ろには、スピーカーコードを引き出す穴を鉄工用ドリルで開けました。
スピーカーには、縁に固定用の枠がありましたので、
鉄鋏でカットして、ヤスリで仕上げました。

スピーカの固定は、2液混合タイプのエポキシ樹脂を使用。

スピーカーの台には、紙粘土を使用しました。

アンプは、小型のデジタルアンプを高校生の息子からいただき、
(真空管アンプと交換)
セットしてみました。

正直、5cmのフルレンジスピーカーのことですから、
期待はしておりません。

試しに妻のipod nanoを接続して、綾戸智恵様を掛けてみました・・

s-DSC_0190
 
「おおっ!」
「ええやん・・」
「意外にしっかり鳴る・・」

なんでも、卵のような形状のエンクロージャーは、
スピーカーから出た音が、バッフル面で干渉しないので、
小さな音でも遠くまで届くそうな・・

結構、いろいろ卵型スピーカーが出ていますが、
本物の卵を使ったスピーカーはないようです。

時間のある方はゴールデンウイークに工作してみては
いかがでしょう。

「私も欲しい!」と娘に頼まれましたので、
私も、GWにもう1セット作ることになりそうです。

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はんだ付けに光を!(2012.3.9)セルフアライメント効果

2012/03/09 17:56

 

 

2012年03月09日

 

はんだ付けに光を!(2012.3.9)セルフアライメント効果

こんにちは、はんだ付け職人です。

先日、同志社の岩倉キャンパスにてはんだ付けの講習会を
行いました。

ご参加下さったのは、京都、大阪、兵庫の中学・高校・大学で 
技術・工業系を指導されている先生方です。

ブログの記事はこちら
http://www.soldering-guide.com/archives/52253196.html
学校の教育現場でも、環境や健康の負荷のことを考慮して、
フリーはんだを使って、はんだ付けの授業を
されているとのことですが、

生徒さんはもちろんですが、先生方も鉛フリーはんだには、
苦労されています。

そこで、「一度プロの話を聞いてみよう・・」
ということで、講習会が開催されたわけです。


実は、こんなことがありました。

私の息子と娘も去年、中学、高校ではんだ付けの授業を
受けておりまして、完成した照明器具やラジオを
見せてもらいました。

「なんやこれ?」
「はんだ付け職人の子が、これではあかんやろう。」

フリーはんだが使われていますが、
ひどい仕上がり状態でした。

DVD観たやろ?」
「1,2,3,4ってやったか?」

娘曰く、(娘は滋賀県の公立中です)
「私は先生に言ったけど、それはダメって言われた・・」

「ハンダゴテはどんなやつ?」
「ああ・・やっぱり・・」


そうです。
学校によっては、先生ご自身が学ばれた当時のまま、
正しい知識をもたれないまま、指導をされているケースが
多いようです。

おそらく、ン十年前のままです。

このような前知識がありましたので、講習ではハンダゴテの選び方、
コテ先の選び方を重点に、

いかに道具選びが重要なのかを解説しました。

「いかに 技術が優れていても、道具の選定が間違っていれば
良い半田付けは 出来ません」

しかしながら 学校現場のお話を伺うと、
先生方が 道具の選定に問題があることを分かっておられる場合でも

「予算」の壁があって、温度調整機能付きのハンダゴテを
導入するのは難しいようです。


このため、同志社の先生は、ご自身のポケットマネーでハンダゴテを
数本購入してこられまして、
「どれが良いでしょう?」となんとか、良い授業をしようと
考えておられました。

この時は、goot製の¥3,000円代の温調付きハンダゴテを
(コテ先温度300℃設定)お勧めしましたが、

※ちょっと温度低いですね。

未来の「ものつくり」を担う子供たちに、
正しい技術を学んでもらうために

コテ先温度が350℃程度で、子供にも使いやすい大きさの
安価なハンダゴテがあればいいな・・と切望します。


さて、今回の講習で先生に受けた技がありました。
前回の1級検定の講習でも

「え!?なんで?」

と、たいへん驚いていただいたので紹介します。

※どうしても修正が出来ないので「どうしましょう?」と
助けを求められましたので・・


特に、鉛フリーはんだを使用するときに有効です。

小さめの1005~2012サイズのチップ部品で特に有効です。

セルフアライメント効果を上手く使った修正です。
溶かしたはんだに部品をそっと浮かべるイメージで
コテ先を当てます。

原理がわかってしまえば、簡単です。
youtubeの映像はこちらです。

ご参考まで。


では、明るいはんだ付けを!

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はんだ付けに光を!(2012.2.14)ブローホールの原因

2012/02/14 15:06

 

こんにちは、はんだ付け職人です。

今日は、FA関係の基板実装をされている会社様からいただいた
ご質問を紹介させていただきます。

------------ここから----------------------

フロー半田で生産した基板においてブローホールが発生し、
条件(温度、スピード、保持治具の形状)等
検討していますが解決に至っていません。

・対象部品:各ピンコネクター
・使用半田:鉛フリー
・使用設備:フロー半田槽による半田(治具使用)

-------------ここまで---------------------

というものでした。


ブローホールは、はんだが溶解している最中に
部品や基板から発生するガスが逃げる際に発生します。

基板からガスが発生する場合は、
部品を挿入する穴のプレス穴の断面に

水分が吸着していたり、スルーホールの内壁に
メッキ液の残留物があって、これらがガス化する際に
ブローホールが発生します。

ところが、基板が原因であれば、全てのホールから
ブローホールが発生するはずです。

今回は、特定のコネクタから発生しているそうですので、
コネクタのピンを疑う必要があります。

たとえば、コネクタの製造工程で
離型剤が付着したり、メッキ液の残留があれば、
これらがガス化して、ブローホールの発生源となります。

実際、砲弾型LEDのリードには、離型剤の付着が多くて、
手はんだをしていても、ブローホールが多発するものが
よくあります。

こういったケースでは、コネクタやLEDを溶剤で洗浄するなどして
比較してみると検証できると思います。

ご参考まで。


☆さて、前回お知らせしていた、
【はんだ付け実技の練習用基板】が予定より早く
完成してきました。


http://www.noseseiki.com//kyouzai/001.html

・1005、1608、3216、3225サイズのチップ抵抗が、各15個
・10ピンのSOPが、8個
・アキシャルの抵抗が10個
 実装可能な基板と部品のセットです。
(基板寸法 16×9cm)

 熱容量を変えるための放熱用パターンを設けました。
 初級者から上級者まで、はんだ付けの練習に取り組んでもらえます。

はんだ付けの実習教材としてご利用ください。


☆もうお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、
「はんだ付け協会」のホームページをリニューアルいたしました。


http://www.handa-npo.com/kentei/index.html

検定や講習の申し込み方法を
わかりやすく変更しております。

(今までわかりづらくてすみませんでした)


ホームページのリニューアルに伴い、
はんだ付け検定システムも一部変更になっています。

今まであった3つのコースはそれぞれ

3級 はんだ付け検定 
(共晶はんだ コネクタ・ケーブル、基板実装) 

2級 はんだ付け検定
(鉛フリーはんだ コネクタ・ケーブル、基板実装)

1級 はんだ付け検定
(鉛フリーはんだ コネクタ・ケーブル、基板実装・微細部品)

に名称を改めています。


また、あらたに、はんだ付け専門家(指導者)の
育成講習を導入いたしました。

ぜひ、ご覧ください。


では、明るいはんだ付けを!

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はんだ付けに光を!(2012.2.1)最近のはんだ付け職人

2012/02/01 14:13

 

こんにちは、はんだ付け職人です。
ご無沙汰しておりました。

お会いする方やメールで
「最近メルマガ書いてないですね?」
と突っ込まれるようになってまいりました。

12月、1月は、多数のプロジェクトが同時に進行しておりまして、

チョコチョコと情報を小出しにしますと
ややこしい(うっとおしい)かな?と思いまして
遠慮しておりました。

1月中になんとかまとまってきましたので、
今後の「はんだ付けプロジェクト」について
紹介させていただきます。


1:はんだ付け検定システムの再構築

これが、一番しんどかったです。

去年からスタートした「はんだ付け検定」ですが、
実際に、やってみて集まったご意見やアンケートなどを

参考に、もっとシンプルなシステムを提供出来る様
検討を重ねました。

結論として、今後は、講習と検定をはっきり分けて
実施することにしたのですが、

そのためには、自社や一人でもはんだ付けの勉強ができる
環境つくりが必要です。

そのために・・

2:はんだ付け講座(初級編)のリニューアル

実は、12月の頭から、はんだ付け講座(初級編)の販売を
「終了しました」という形で止めておりました。

理由は このDVDの製作が5年前であったため
一部情報が古くなっていたこともあり、
現在の新しい情報を盛り込むべきだと考えたのと、

且つ 講習や検定を重ねるうち、はんだ付け学習に必要な情報を
わかりやすく伝える内容に改定する
必要性を強く感じたからです。

昨日から、はんだ付け講座(初級編)Ver2として販売を
開始しました。(ハンダゴテセットとのセットも復活)
http://k.d.cbz.jp/t/7a06/b0e7r2u0vjlggsn8usDpo


3:はんだ付け実技の練習用基板の開発

現在、検定用実技教材を練習用教材としても
提供してきましたが、

あの基板は、熱容量的にかなりひねった設計になっておりまして、
簡単に見えても、ハンダゴテの選択やコテ先の選択が
適正でないと、はんだ付けできないようになっています。

初級者が練習するには、もっと簡単で数多くの練習が
できる基板のほうが望ましいと考えられます。

そこで、各種サイズの表面実装部品やリード部品を
数多く実装できて、安価に提供できる練習用基盤を
用意すべく動いておりました。

2月中には HPで内容を公開し、販売を開始する予定です。


4:e-ラーニング(はんだ付けの動画とテキスト)教材の開発

はんだ付けの勉強は、書籍の
目で見てわかるはんだ付け作業
目で見てわかるはんだ付け作業-鉛フリーはんだ編
でも内容的には十分なのですが、

やはり動画を観ていただいて、はんだ付けの良いイメージを
インプットしてもらうのが効果的です。
 
しかし、個人の方にDVDはんだ付け講座シリーズを
購入してもらうのは、少々高額で難しい面があります。

そこで 最近一気に普及してきたスマートフォンや
iPadなどのタブロイド端末、従来のPCなど
すべてのプラットフォームで 安価に動画を配信できるように
進めています。

こちらは、打ち合わせを完了し、
ソフトウエアを現在依頼しておりますので
春までには公開したいと考えております。
(先に英語版を公開の予定)


5:はんだ付け指導者の育成プログラム

検定を受検された企業様からの要望で多かったのは、
「自社内で、はんだ付けの指導ができる人を育成してもらえないか」

というものでした。

そこで、検定システムを再構築して、3,2,1級という
級認定制度を設け、1級合格者には、

はんだ付け指導者用講習を受講していただくことで
指導者を育成するように考えております。

指導者用講習プログラムは現在構築中ですが、
3月ごろには公開の予定です。


6:お客様情報のクラウド管理

スタッフ間で、お客様の情報を共有できるよう
クラウドを使った管理システムを導入すべく
打ち合わせを行ってきました。
(これが、また大変・・)


7:ホームページのリニューアル

平行して、ホームページのリニューアル作業を
進めてきました。

2月中に「はんだ付け協会」のホームページの内容が
一部更新されます。


より良いサービスが提供できるよう、
活動を充実させていきたいと思います。
(会員特典や 情報のご提供等)


また、ぼちぼち発信させていただきますので
よろしくお願いいたします。


では、明るいはんだ付けを!

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お父さんは、真冬の山へ潮干狩り(シジミ採り)に・・

2012/01/23 18:48

 

2012年1月22日
お父さんは、真冬の山へ潮干狩り(シジミ採り)に・・


それは、2011年の忘年会のことだった・・

最近、やたら食のことにうるさいクリタ氏曰く、
以前は乳化にうるさかったのにねえ・・

「うちの近所の川でなあ、シジミがムッチャ採れるねん!」

「シジミ?」
「あんな山奥に?」
「川に?」
「ほんまにシジミか?」

にわかに信じられないのは、わしだけではあるまい。
リタ氏の家は、わしと同じく東近江市の鈴鹿山系の麓にある
ものすごく田舎なのだ。

(鈴鹿山脈の麓・・)


(こっちを向いても山・・)


「おまえん家の近くに、川なんかあったっけ?」

やたら食のことにうるさいクリタ氏曰く、
「川と言っても、むっちゃ小さい川でなあ・・」
「うちの親父が、おとといも、ちょこちょこと行って枡に6杯も採ってきよったぞ」

「ほれは、食えるのか?」

やたら食のことにうるさいクリタ氏曰く、
「昨日も食ったけど、ムッチャ旨かったぞ!」

「ほうか・・それは、ぜひいっぺん、わしも採ってみたいな・・」


シジミと言えば、わしは島根の松江に住んでいた頃、
宍道湖で採れる黄色いシジミをよく買っては、食ったものだ。

現在でも、滋賀県のスーパーに売っているシジミは宍道湖産のものが
ほとんどで、琵琶湖産のものは売っていない。

昔、うちの親父の若かりし頃、琵琶湖でキャンプした際、
手で掘ればいくらでもシジミは採れたそうであるが・・

琵琶湖は汚れてしまったので、シジミはいなくなったのだろう・・

うちの家族でも、三重県の河口に潮干狩りに行って
アサリを採るつもりが、シジミ採りになってしまったことは
記憶に新しい。

「そもそも、シジミとは、汽水湖や河口付近の栄養たっぷりな
  砂地に生息するものではないのか?」

という風に、わしは理解している。


うちは、昔おじいちゃんが木こりや炭焼きをしていたくらい
山には、馴染みがあり、岩魚やアマゴの住む渓流もたくさん知っているが、
「シジミが採れる川」なんぞは聞いたことがない。

水が綺麗過ぎる清流では、シジミは採れないのではないか?
という疑問がある。

「これは、ぜひ謎を解明しなければなるまい・・」
と、わしが考えるのも当然であろう。


今年は、天気周りが悪いのと、仕事が詰まっていたこともあり、
この2ヶ月メバルを釣りに行けていない。

「ここらで、一発シジミを当てよう!」
やたら食のことにうるさいクリタ氏を信じてみようではないか!

さて、土曜日に、やたら食のことにうるさいクリタ氏に電話してみると
どうやら本人は、まだシジミを採ったことがないらしく、
もっぱら親父殿が、ちょいと採ってくるらしい。

「ちっちゃい、ちっちゃい川らしいぞ」
「この時期は、さすがに寒いやろなあ・・」
「長靴やら、潮干狩りの道具はあったほうがいいやろなあ・・」

とのことなので、メバル釣りの防寒用具で完全防備していくことにする。

一晩空けて、朝、やたら食のことにうるさいクリタ氏からTELあり。
氏曰く、

「川の幅は40cmくらいしかないらしい」
「角スコップとザルがあったほうがよいらしい」
「水には浸からんでよいらしい」

と、さらに不安な新情報が追加された。

「うーむ・・40cmって、側溝くらいしかないぞ・・」
「ほんまにシジミなのだろうか?・・」
「こんな真冬に果たして・・」
「行くしかあるまい・・」

さて、10時にやたら食のことにうるさいクリタ氏邸に着きました。
氏曰く、

「コンクリートの溝や!」
「採れる範囲は10mほどらしいわ!」

「へ?・・なんで、そこにしかおらんの?」
「上流とか下流にはおらんの?」

「親父も探しよったみたいけど、そこにしかおらんらしい・・」
「親父が子供のころから、そこにはおったらしいわ・・」

「なんか、特別な条件があるんかのう?・・」
「こりゃ、調べてみないかんな・・」

「おお!ほんまは探したら、どこにでもおるんかもしれんぞ!」

やたら食のことにうるさいクリタ氏邸から、数百m、
たんぼのあぜ道を車で走りかけると、

「ここや!」

「えっ?川なんかあったか?」

「ちょっと待て!」
「あの近所のおっさんが散歩しとるやろ!」
「あそこの溝や!」

「今、採ったら、あのおっさんにばれてしまうでな・・」
「ここらの人らも、まさかここでシジミが採れるとは知らんとるでな・・」

わしらは、おっさんが行ってしまうまで待機しておりました。
ここで作戦を立てます。

「何してんの?」とたずねられたら、

わしが学校の先生ということにして、
「生き物の学術調査をしてます・・」
 
と答えることにした。

ついに、わしは問題の川(側溝)に立ちました。

「こ・・これが?・・」

(角スコップと比べると川の大きさがわかります・・)


側溝はなんの変哲もなく、どうやらコンクリートのU字溝のようです。
水は綺麗で豊富に流れており、そこには小石交じりの砂が
深さ6~7cm敷き詰められています。

じっと覗き込むと、そこにはシジミの貝殻が敷き詰められたように
並んでいるのが見えます。

「え?・・これシジミ?・・生きとんのか?」

潮干狩りにいくと、よく貝殻だけが散らばっていて
がっかりさせられることがあります。

「貝塚になってるのでは?・・」

という不安を抱えつつ、スコップですくってみました。

(角スコップで掬ったところ・・)


「うわっ!なんやこれ!」
「しじみだらけや!」

「うわっ!これ全部生きとるわ!」
「しかもでっかい!」

(ふるいにかけたところ・・スコップ一杯分)


改めて川底を覗いてみると、小石よりもシジミのほうが多い。
大きいやつだけ選って半分元に戻しましたが、

スコップに4回も掬うと、
「こんなに食えんなあ・・」
というほどのシジミが採れました。

(スコップ4杯分・・)


ほんの10分ほどの漁でした。

「ほんまに、ここにしかおらんの?」
「調べてみよう・・」

上流には、すぐにコンクリート枡があり、

(こんな感じ・・)

その上流のU字溝には、砂は一切ありません。

むろん、シジミは生息していません。

下流は、やはり、砂が少なくコンクリートがむき出しになっており、
ところどころ、溜まった砂にわずかにシジミが住んでいるのが見えます。

(下流は少ない・・と言っても多いか・・)


さらに下流に行くと、泥がたまっており、
シジミの姿は0になりました。

「ううむ・・なんでや?」
「なんで、ここだけ砂があるんや?」

見ると、側溝の土手の土が少し崩れていて
そこから、側溝の中に土が入ったのではないかと思われます。

流れる水の勢いもかなりのものなので、
山土の砂だけが、この部分に溜まったのではないかと思われます。

水は、このあたり一帯は、どこでも山から1年中側溝を流れているそうです。

「砂の条件さえあれば、この辺には他にもシジミがおる可能性があるな・・」

暖かくなったら、自転車で一度周囲を探索してみたいと思います。

(やたら食のことにうるさいクリタ氏の雄姿・・ 昔は男前・・)


シジミの場所については、やたら食のことにうるさいクリタ家の秘密であり、
場所は公開しないことを約束しておりますので、ご勘弁ください。

また、わしが独自にシジミの生息条件について
新たに発見しましたら、報告させていただきます。

あ・・肝心のシジミですが、味噌汁にしたところ
まったく、泥臭さがない上品なお味でした。

「さすがに山のシジミは違うのう・・」

しばらく、シジミ汁が続きそうです・・

 

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はんだ付けに光を!(2011.12.20)ウィスカと共晶はんだ

2011/12/21 09:24

 

2011年12月21日

 

はんだ付けに光を!(2011.12.20)ウィスカと共晶はんだ

こんにちは、はんだ付け職人です。

遅くなりましたが、11/24幕張の高度ポリテクセンターでの
「はんだ付け検定・セミナー」の報告です。

2日間、はんだ漬けぎっしりのきついスケジュールにも関わらず、
11名の方が、受講、受験いただきました。

受講いただいた方の中には、ほとんどはんだ付けを
経験したことのない方もいらっしゃいまして、
残念ながら全員合格とはなりませんでしたが、

「はんだ付けがこんなに楽しいものだとは思いませんでした」
「これで、はんだ付けに自信を持って望めそうです」

といったご感想もいただける充実したものになりました。

また、アンケートでは、「実技実習の時間が短い」という
ご意見が多数でしたので、

今後は「検定」と「セミナー」を切り離して
「セミナー」をもっと充実させようと考えています。


さて、話は変わりますが、先日メールでウィスカに関する
質問をいただきましたので紹介させていただきます。

(1)鉛フリー部品はウィスカを発生させるリスクがあると
   聞いております。
   対策には、どのようなものがありますでしょうか。

(2)鉛フリー部品に有鉛半田を使っても、
   ウィスカのリスクは残るのでしょうか。

(3)RoHS品や鉛フリーの部品しか入手できない場合、
   それを有鉛部品とみなせる(ウィスカのリスクを無くす)
   ようにする方法はないのでしょうか。

・・といった内容でした。

ウィスカはSnのメッキに応力が発生したときに
針状(ひげ状の金属結晶)に成長するSn結晶ですが、

狭い端子間では、このウィスカが発生すると
短絡(ショート)してしまうケースがあります。

近年、ROHS指令に対応するために、多くの電子部品が
フリー化を進める中で、

共晶はんだメッキ(SnーPb)からスズメッキ(Sn)へと
変更されたため、ウィスカの問題が多くなってきています。


私もウィスカについては、あまり詳しくないので
「エレクトロニクス実装技術」という雑誌に
ウィスカに関する記事がありましたので、参考にさせていただきました。

結論から言いますと、Snメッキされた部品でも
鉛入りの共晶はんだを使用してはんだ付けすれば
ウィスカを抑制することができます。

今回、ご質問をいただいた方は、有鉛のはんだを使用しても
問題ない分野のお仕事をされているようでしたので、
普通に鉛入りの共晶はんだを使用していただくように
お勧めしました。

既に鉛フリー化に完全に移行されている方々には、
なんの解決にもなっていない回答ですが、

ひとつ、どうしても解決できない場合の逃げの一手として、
知っておいていただくと良いと思います。

ウィスカの問題はとても難解なため、現在のところ
まだ決定的な対策が打てないようです。(都度対応になっている)

例:金メッキや、Snメッキ厚のコントロール、特殊なメッキなど

参考になりましたら幸いです。


では、明るいはんだ付けを!


ps:昨日、大阪から来社されたお客様が
   
「最近、大阪では「手はんだ」に対応してくれるところが
なくなってしまった・・」

と嘆いておられました。(大阪でも・・)

今やメーカーは、なんでもかんでも自動化を進めているため
手はんだの職人は、どんどん減少しているようですね。

全国のはんだ付け職人の皆さん、まもなくあなたの技術が
注目される日が来るでしょう。
 

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はんだ付けに光を!(2011.11.14)LEDのはんだ付けコテ先を当てる時間

2011/11/14 18:14

 

2011年11月14日

 

はんだ付けに光を!(2011.11.14)LEDのはんだ付けコテ先を当てる時間

こんにちは、はんだ付け職人です。

11/10は、当協会にて「はんだ付け検定」を行いました。

受験された方は、カー用品の販売や自作、DIYなどの事業を
手がけられている会社のスタッフ方でした。

今後、一般の方にもメーターやエアコンパネルなどの
LED交換ができるようセミナーを実施されるとのことで
はんだ付けを学びに来られました。

お話を伺っていると、やはりまだ温度調整機能付きハンダゴテの
普及率は低くて、

「ハンダゴテの価格は、¥1,000円でも高い!」
と考えておられる方がほとんどのようです。

おそらく、中学生の時にやったはんだ付けの体験から
「溶かして固めるだけやろ?」
の意識が抜けないのでしょうね。

はんだ付け職人にご依頼される方にも
ご自身で挑戦されて、基板とLEDを壊される方がとても多いです。

「まだまだ、啓蒙が足りないなあ・・」
と力不足を感じました。


さて、いろいろいただいたご質問の中に
「確かに、勘違いする方もいらっしゃるだろうな」

と思う質問がありましたので紹介しておきます。

「LEDには、『ハンダゴテを3秒以上当てないように』と
書かれてありますが、3秒ではんだが馴染まない場合は
どうすれば良いですか?」

「はんだが馴染まない場合、もう一度当ててはダメなんですか?」

というご質問です。

これは、LEDが熱に弱いことから
書かれている但し書きですが、そのまま鵜呑みにする必要は
ありません。

ご存知の通り、LEDの耐熱温度は300℃程度しかありません。
したがって、LEDメーカーとしては、

300℃以上の高温ではんだ付けしたLEDの品質は
保証できないわけです。

ところが、世の中には前述のように、温調付きハンダゴテが
ほとんど普及しておらず、450℃以上の高温で飽和温度に達する
ハンダゴテがほとんどです。

こうした、高温のハンダゴテでは、
確かに3秒もコテ先を当てているとLEDの温度は、
300℃を超えてしまいます。

こうした事態を想定して、LEDメーカーは、

「ハンダゴテを3秒以上当てないように」とか
「ハンダゴテでははんだ付けしないこと」

という注意書きをかいているわけです。

しかし、適正に温度コントロールされたハンダゴテでは
20~30秒コテを当てたままでも、はんだ付けポイントの
温度は300℃まで上がることはありません。

(以前紹介した動画です)
http://k.d.cbz.jp/t/7a06/a0h13ux0dibifajl4yIvl
温度コントロールされたハンダゴテでは、LEDでも
安全にはんだ付け作業することが可能です。

また、「もう一度コテ先を当ててはダメなんですか?」
というご質問に対しては、

いったん母材の温度が下がった後なら
再び、一から時間をカウントしても大丈夫・・と言えます。

何度もやると、はんだが酸化しますし、合金層が成長しすぎて
脆くなりますのでダメですが・・。

ご自身でDIYをされる方には参考になりましたら幸いです。


では、明るいはんだ付けを!



ps:遅ればせながら、Facebookページを作成してみました。
   http://k.d.cbz.jp/t/7a06/a0h14ux0dibifajl4ygCo よろしければご覧ください。
(まだ、あまり使いこなせませんが・・)
 私のページもあります。

・ 11/24、25 幕張の「高度ポリテクセンター」での
 「はんだ付け検定」と講習会まで、あと10日あまり
 残り10席です。
 http://k.d.cbz.jp/t/7a06/a0h16ux0dibifajl4yqEJ (関東では初です。この機会にぜひ)
 

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2011年11月03日 草野派糸東流拳法空手道会 第48回全国空手道選手権大会

2011/11/10 09:39

 

2011年11月09日

 

草野派糸東拳法空手道会 第48回全国空手道選手権大会

今年もよく寝ました。
11年目にして、ようやく試合前の緊張からは開放されたようです。

昨日の夜は、

空手着のアイロン当て
ゼッケン付け
着替えの用意(下着、普段着、ブレザー)
マウスピースの作成
上靴
ビデオカメラ、デジタルカメラ
寝袋、枕

なんぞの用意で大忙しでした。

朝は6時に起床して、軽くストレッチと、サンドバッグ叩き・・
形を練習しておきます。

8時前に、車に乗り込んで、一路、県立体育館へ向かいました。
去年は、道中、不安と恐怖でブルーになりましたが、
今年は大丈夫です。

というのも、今日まで1年、組み手の稽古を
毎週積んできました。

片手だけの組み手・・
中段だけの組み手・・
7分目の力とスピードの組み手など・・

(浅井先生ありがとうございます)

そう・・この1年、毎週ボブサップ氏の圧力に耐えてきました。

ボブサップ氏の手足は丸太と同じですから
うっかり受けてしまうと、1ヶ月手足が利かなくなります。

手足に当たれば青く腫れ上がり、痛いし痺れます。
顔に当たると当たった箇所が損傷するだけでなくムチ打ちになります・・

あんな恐ろしい人は、たぶん居ないでしょう。

ボブサップ氏曰く、
「のせちゃん、大袈裟やし、痛がりやし・・」

違います。
ライオンはジャレているつもりでも、
ウサギは命がけです・・

この1年、心の中では、痛くて半泣き状態でも
「なんのこれしき!」と立ってまいりました。

(子供らの見てる前では泣けへんし・・)


さて、今年も組手の団体戦に八日市道場の大将として
出場することになりました。
(ボブサップ氏 欠場のため・・)

午前中に、予選があります。

いきなり、1試合目からでした。
「相手は?・・」

不戦勝でした。
人数が揃わなかったようです。(ラッキー・・)

団体戦は、幼児、小学生低学年、高学年、中学生、高校生以上
の5人のメンバーで編成されています。

うちのチームは、女の子が3人います。
(幼児、小学生低学年、中学生)

小学高学年の男の子も、なかなかに強くて、2回戦は
わしの出番もないままに、勝ち上がりました。
(ラッキー・・)

団体戦の大将には、大学生や先生がたも出場してくるので
ときに、恐ろしい相手と闘わねばならない場合があります。

「うわ・・勝ってしもたし・・」
(アンラッキー・・)

3回戦の相手は、女の子が大将でした。

「団体戦の大将に女の子?・・」
「なんでや?・・鬼のような娘さんなんじゃろうか?・・」
「不可解や・・できたら闘いたくない・・」

草野派の女の子には、世界選手権や、アジアオリンピック
国体の優勝選手もいたりしますので、
かわいい顔してても侮ってはいけません。

・・てなことを思っておりますと、
やはり・・というべきか、2-2の大将戦になってしまいました。

「ええーい! わからんし!」

「はじめ!」

2011団体戦1















(相変わらず剣道の構え・・)
※写真はオールスポーツさんです。
 正式版も注文しましたが、納期が1ヶ月くらい掛かるそうなので
 広告入りのものをそのままお借りしてます。
 かっこええ写真は皆さん購入しましょう!


女の子が攻撃してきました。

わしは悟りました。
「この子の攻撃は、わしには届かない・・」と

「いかん!この子はかわいい女の子や・・顔に当ててはいかん!」

・・と思っているのに、当たってしまいました。

2011団体戦2

















(当てたらいかんのに・・ごめんなさい)


「中段突きを!」と思っているのに、
体が条件反射で2段攻撃をしてしまいました。

自分のへたくそ加減に腹が立ちます・・

団体31















(蹴りで攻撃されてきました・・)


「すみません。ごめんなさい。」と丁重にお詫びしつつ
なんとか勝たせていただきました。
(ラッキー?・・)

4回戦に進みますと、隣のコートの勝ち上がり組と
闘うことになりました。

勝ち上がってきただけあって、相手はイカツイ子が揃ってます。
幼児なのにイカツイ。

副将、大将なんぞは、髪の毛が逆立っていて
鬼のようです。(体もでかいし・・)

「やめてくれ・・あんなのと闘いたくない・・」
(アンラッキー・・)

よかった・・
中堅までの3人で0-3で負けました。
冷や汗がでました・・
(ラッキー?・・)


【開会式】

さて、次の出番は、お昼の開会式の選手宣誓です。
44年で生まれて初めての体験です。

午前中のプログラムが45分ほど押してしまいましたので、
わしの昼飯タイムは15分しかありません。

宣誓するのに、遅れていくわけにもいきません。
半分だけ弁当を食べて、慌てて整列しました。
(最前列の角の場所をキープしていただきました)

実は、わしの計画では、選手宣誓で少し笑いを取ろうかと
画策しておりました。

しかし、審判の先生が85人、来賓の方々などが続々と入場し、
選手は600人、観客が400人超。

宗家先生や来賓の先生(政治家)が、ものすごく固い話をされ、
君が代やなんかも斉唱してしまいます。

「あかん・・これは、まずい・・」
「手堅く、真面目にいかんと、生きては帰してもらえんな・・」

急遽、文言を堅いものに変更しました。
(元の文言は、墓場まで持っていきましょう・・)

「ゆっくり!はっきりとな!」
密かに、宗家先生のプレッシャーが掛かります。

開会式の様子




















※一番手前の角に立って行儀の悪いのがわし・・
 極度の緊張状態(小学生状態・・)



問題の選手宣誓

http://www.youtube.com/watch?v=iZV18FjkXrk&feature=player_embedded

(人間、命が掛かるとこんな声がでます)
(別人のようだ・・)


無事、宣誓を終えました。
「はあ~・・半分仕事終わった・・」

特別練習生や大学生、宗家先生のすばらしい演舞を
やれやれ・・という気分で拝見しつつ・・

ぐったり・・くたびれ果てております。

「あかん・・昼寝が必要や・・」
もう、2時を回っておりましたが、3時の出番まで
昼寝をすることにしました。

車に戻って、寝袋に潜り込みます。
ストンと眠りに落ちました・・


パピポパピポパポ・・
(YMO ビハインドザマスク 着メロ)

http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=SAMGmyuSc3s

「もうそろそろ行くでー」
オクムラ氏からコールです。20分寝ました。

顔を洗ってシャッキリとしたところで、形の試合です。

去年の形試合に2戦目で破れてから、
雪辱を果たすべく、ほぼ毎日形の稽古を積んできました。

今年も去年破れたカジタ氏に2戦目で当たります。
「今年は負けないぜ・・」
と本人にも伝えます。

気合が入ります。

形は、セイエンチンとセイパイのオーソドックスな2つに絞り、
ミスをしないよう確実に勝つ予定です。

今年は形試合の出場者が多く、新しい出場者が増えています。
わしが出場するのは、35歳以上の有段の部なので、
たぶん35歳なのでしょう。若そうに見えます・・


35歳以上の有段の部は、2コートに分かれて
試合が進み、各コートで勝ち上がったものが決勝で闘います。

先に隣のコートの試合が始まりました。

「新しい人は、どんなんかな?」
興味深々で見ておりますと、

「バシイッ!」

最初の一挙動でわかりました・・
「レベルが違う・・」

おっちゃんの動きではありません。
「あかん・・もはや、わしの出る幕はない・・」
「もう、わしら引退やな・・」

顔を見合わせるオクムラ氏とわしでした。

オクムラ氏が2回戦で、0-5で負けるのを確認し、
わしも試合に臨みましたが、
1試合目は難なく勝ったものの、

2011形1






























(セイパイ・・結構カッコいいやけどなあ・・)

2011形2






























(これもセイパイ・・)

会心のセイエンチンも空しく、1-4でカジタ氏に敗れました。
「時代は変わったのう・・」

すっかり意気消沈し、
よれよれ・・と観客席に戻ります。

2011形3






























(この方がカジタ氏・・イケメンのお父さん)


「この調子では、組み手も歯が立たんな・・」

去年は、自分が闘っているような気がしないまま、
奇跡的に優勝できましたが、

実は、なぜ勝てたのかさっぱりわかりません。
「今年はミラクルは起こらんわな・・」


でも、ひとつだけ作戦は立てておりました。
去年、一番ポイントを取ったのは、

逆体の構えからの「見えないパンチ」でした。
思い起こしてみると、普段の稽古でも

オクムラ氏や、ボブサップ氏、タツロウなどに
たまに決まるのは、逆体の構えからの「見えないパンチ」だけです。

「もう、今年はそれだけ。あとは考えない」
ことにしました。

組み手試合が近づくにつれ、どきどきしてきました。

1試合目は、去年も闘ったオカガワ氏です。
去年は3-3から、辛くもポイントを取って勝ちましたが、

実際は、オカガワ氏の突きの方が決まっていたはずです。
(わしのは早かったけど、抜けてた・・)

たまに、オカガワ氏と稽古する機会のある
ボブサップ氏は、

「オカガワ君は、強なっとるで~」
「突進タイプやな」

「あいつの蹴りは痛いで~」
(ボブサップ氏が痛がるなんて・・)

と恐ろしいことを言ってくれます。
(去年も聞いたなあ・・)


先に、オクムラ氏が重量級のニシジマ氏と闘います。
「風邪で体調はどうかな?」

と案じておりましたが、
調子いいようです。


2011組手1






















(オクムラ氏の雄姿・・ ちなみに皆マウスピース嵌めてます)

キレイに得意のカウンターが決まります。
「ううむ・・やっぱり強いな・・」

それにしても、やけに試合が長いし・・
「あれ?4ポイント先取と違うの?」

2011組手2






























どうやら今年は、初めから3分で、6ポイント先取ルールのようです。
「これは、しんどいぞ・・」

オクムラ氏は、それでも6ポイント取って時間内に勝ち上がってきました。

2011組手3






























(こっちもオクムラ氏・・)

2011組手4














(ニシジマ氏も怖い・・)


いよいよ、オカガワ氏がコートの向こう側に立ちました。

いつもボブサップ氏の前に、諦めの境地で立っているので・・
ほとんどプレッシャーは感じません。

「はじめ!」

慎重に間合いを詰めます。
なにやら、相手の気が出てきたり、引っ込んだりするのが
見えるような気がします。

2011組手5






























気が引っ込んだ時に、
「だあっ!」と見えないパンチを放つと、決まりました。

「んん?・・これや・・」
「この感じや・・」

「去年、感じたのは、この感じや・・」

色が付いているわけではありませんが、
なにやら、相手の闘気が見えるような・・

よくわかりませんが、その得体の知れないものを
信じて闘います。

2011組手61






























(無空波が決まった?・・中段突きですけど・・)

2011組手7






























(オカガワ氏の上段蹴り・・当たったら死にます・・)


見えないパンチはよく決まりました。
相手の気が見えるような気がするので
攻撃を事前に察知できるような気がします。

「この技はどうかな?」
途中で実験を始めますと、やはりというべきか
リズムが崩れて、攻撃がチクハグになって
ポイントを取られてしまいました。

邪念が入るとダメです。

気を取り直して、見えないパンチ主体で攻撃します。

6-2(たぶん)で勝ちました。


次は、去年の決勝でも当たったオクムラ氏との闘いです。
日ごろの稽古では、7-3の割合で負けています。

浅井先生も、「去年、なんでオクムラさんが負けたんやろねえ・・?」
と不思議がります。

でも、わしは負ける気がしませんでした。
去年の不思議な感覚を取り戻していましたから・・

逆体の構えからの「見えないパンチ」一本で攻めます。


「はじめ!」

2011組手8






























(マウスピース噛んでますので、間抜けな顔です・・)
(ほんまは男前・・)


互いにじりっと間合いを詰め、必殺の間合いに入りました。
ぐわーっと押していたオクムラ氏の気が、引っ込んでいくのが見えます。

「とりゃ!」
見えないパンチが決まりました。

でも、少し届いていないような気もします。
続いて2ポイント目も同じように決まります。

同じ手は、何度も通用しないだろうと、
攻撃方法を変えることにしました。

ところが、いつもやられているように、
1cm位で見切られ、キレイにカウンターの突きを
もらいました。

2011組手9






























(オクムラ氏の完璧なカウンター・・見事・・)

拳サポの厚み3mmほどだけが触れる、芸術的な
カウンターです。

「うわーやられたなあ・・」
と思いつつ、開始線に戻ると

「あれ?」
旗が、わしに上がっています。

間違いやな・・と思いましたが
修正されずに、そのままわしのポイントがコールされました。

さらに、オクムラ氏に反則注意の指導がされました。

「え?・・今のは完全にやられたんですけど・・」
と思いつつも、審判に講義することはしませんでした。

2011組手10
















あのカウンターを封じられたオクムラ氏は、
闘う術なく、わしに敗れました。
(6-3くらい・・)

「はあーっ・・はあーっ・・」
興奮してアドレナリンが体中に巡っています。

「勝ったぞ~!」
「次は決勝か~!」

わしに、「見えないパンチ」を伝授してくれた
オカダ先生が声を掛けてくれました。

「見えないパンチが役に立ってるみたいね!」
「はい、大活躍!です」


さて、隣のコートの進行が遅れているため、
隣で進行するトーナメントを見ることができました。

こちらで勝ち上がった人と決勝を闘います。

こっちのコートにもイカツイ方はおられます。
スキンヘッドの怖い方や、過去に闘った方、
新顔の髪の毛の逆立った方など多彩な顔ぶれ。

やっぱり・・と言うべきか、いかついスキンヘッドでヒゲの
ツジモト氏が勝ち上がってきました。

彼は、絶妙の足払いが得意なようで、
相手は、ことごとくこかされておりました。

2011組手11


















追い手をこかす、いかついツジモト氏・・恐ろしい・・)


2011組手12



















でも、今のわしは誰と闘っても負ける気がしません。
「見えないパンチ1本で攻撃するのみ」
「逆体のわしには、あの足払いは通用しない」

と根拠のない自信を持って試合に臨みます。


「はじめ!」

2011組手13

















互いにじりっと間合いを詰め、必殺の間合いに入ります。
さすがに、気が充満しており、そのままでは攻撃できません。

「おうりゃあ!」

ツジモト氏が攻撃してきました。
わしは、完全に見切ったつもりですが、

旗は、相手に揚がっています。

「んん?・・10cmは見切ったぞ・・」
と思いつつも、審判に講義することはしませんでした。

どうも、こちらのコートの審判さんの意識は
ツジモト氏に共感しているようです。

「流れを変えねば・・」

2本連続して見えないパンチを決め、
流れをこちらへ持ってきました。


2011組手14















(おっ・・かっこええ?・・)

今度は、わしの中段突きなどが決まりだします。

5-2くらいでリーチが掛かりました。

ポイントに少し余裕のできたわしは、ここでも実験に取り掛かります。
「正対に構えたらどうなんやろ?」と・・

ここから、見事に足払いの餌食になりまして、
あっという間に、5-4になり、

「残り10秒です!」のアナウンスから
相手の足払いに思わず、クリンチしてしまったところ
消極的に逃げに入ったと判定され、まさかの5-5の同点。

時間切れから、決勝なので延長戦に入りました。

もう2人とも疲労困憊です。

でも、わしは意外に落ち着いておりました。
「こうなったら、見えないパンチ1本で攻撃するのみ!」

互いにじりっと間合いを詰め、必殺の間合いに入りました。
相手の気が見えました。

「ここじゃあ!」と飛んだ見えないパンチは、
見事決まりました。

お互い、崩れるように抱き合い健闘を称えあいました。
(ほんまにしんどかった・・)

「いやあ~いい闘いやったね!」
「楽しかったですわ!」
「また、来年やりましょう!」

11年目にして、ついに組み手が楽しく感じられるように
なりました。

賞状

















(お鍋でした・・)

表彰式と閉会式を終え、
帰りの車の中で、いろいろなことを考えました。

「試合で見えた、あの気のようなものは、
ラオウとケンシロウの闘いで出てくる闘気のオーラなんやろか?・・」

「時代劇で、よくある刀を構えただけで、汗がタラーリと流れて
『まいった!』と闘わずして降参するのは、あの気が見えるから
なんやろか?・・」

人に言うと笑われそうなんで、
内緒でこういうことを考えているおバカなわしですが・・

気のせい?・・
でも、「見ちゃったもんは、しょうがない」
丹波哲郎風・・)


「わしも見た!」という方は、そっと教えてくだされ。
よろしゅうに・・

 

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癒しの釣り・・

2011/10/24 18:43

 

2011年10月23日

癒しの釣り・・

敦賀は、いいお天気でした。



水位も高く



波も少々・・



おにぎりを食べながら・・

左は敦賀半島と原発・・右は越前海岸・・
スケールのでかい風景を眺めつつ・・



いつもの魚屋で・・



げんげ(水ウオ)
(じじい とか ばばあ とか呼ぶ地方もある・・)
全身ゼラチン質の美味いやつ・・



今年のハタハタはでかい・・
25cm級・・



げんげとワカメのお澄まし・・



ハタハタの塩焼き・・



なにも訊かんといたって下さい・・

 

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